スペイン遊学記3-ジローナ・フィゲレス編-
ジローナ旧市街とダリ劇場美術館訪問
カタルーニャ州には3つの県が属していて、バルセロナ県の北隣フランス国境との間にジローナ県はあります。
県庁はジローナ市で人口は10万人ほどとバルセロナと比べたらとても小さな街ですが、歴史は古くてあのユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)のライバル ポンペイウスが建設した街が元になっています。
ここはイベリア半島がイスラーム支配下のときには北のフランク王国とイスラム勢力との、レコンキスタ後はバルセロナのアラゴン連合王国とフランスとの争いの最前線だったため要塞が築かれていて、それに囲まれるように旧市街も良い保存状態で残っています。
ちなみにこの街の正式名称はGirona(ジローナ)でこれはカタルーニャ語なんですけど、カスティーリャ語(いわゆるスペイン語)ではGerona(ヘローナ)と表記されるので地図とかガイドブックなんかによってはこっちの呼び方が使われることも。
スペイン国鉄(Renfe)乗車
バルセロナからジローナまでは高速鉄道AVEと在来線とバスがそれぞれ出ています。
私はAVEに乗ってみたかったのでそちらに乗車しました。
AVEに乗るには荷物検査を受けなければならないので、駅には発車の30分以上前に行くことをおススメします。時間によっては列がズラッと並んでなかなかホームに入れないなんてこともあります。あとAVEではネット予約の場合でもチケットをプリントアウトしていないと改札を通してもらえないこともあるようなので、旅行される方は事前にプリントアウトしていくか駅で直接チケットを買うかした方がよさそうですね。
車両はこんな感じです。
仏リヨン行きということで国際列車ですね。
ということでいざジローナへ
朝早いので観光客も少なくてなかなかいい感じ。
この時間帯は地元の方がメインです。
こちらがジローナ大聖堂。
ここもカテドラルで司教がいます。
聖堂内は撮影禁止でした。
でも撮影してる観光客もちらほら...。
急遽フィゲレスへ
ジローナでカテドラルや旧市街をぐるっと一周してもまだ12時...。
帰りのAVEは夕方5時くらいの予約をしていたので、時間が大幅に余ってしまいました...。
ということで急遽計画を変更してさらに北にあるフィゲレスという街のダリ劇場美術館へGo‼
フィゲレスにもAVEが停まるのでAVEで行ってもよかったのですが、せっかくなので在来線に乗って北を目指します。
さてさて切符を買おうと思って自動券売機にカードを挿入。
ん...エラーが出たぞ...
怖いし、とりあえず購入を中止
...カードが出てこない...(汗)
いや話には聞いてましたがほんとに起こるとは
待合室のベンチに座ってる人からの気の毒そうな視線....
とりえあずこういうのは叩けばなんとかなるっしょ
ということで機械を叩いてみましたが....
気の毒そうな視線が不審者を見る目に...
5分くらい機械と格闘していたら、いい加減にしろよとでもいう感じで画面が販売中止になって、ペッとカードが吐き出されてきました。
いやほんと焦りました。皆さんも海外行くときはカード複数枚持っていきましょうね。
一枚だとこういうときに詰みます。
気を取り直してフィゲレスに向かいます。
フィゲレスは在来線とAVEの駅が違う場所にあって、AVEの駅からだとダリ劇場美術館までけっこうあるのでタクシーかバスを使う必要がありそうですが、在来線の駅からだと充分に歩いて行ける距離です。
こちらがダリ劇場美術館です。
この建物そのものも彼が設計したそう。外見からダリワールド全開ですね。
この美術館は館内撮影OKでしたので何枚か
帰りも在来線でジローナに戻ってきて、少し散策してからAVEでバルセロナまで帰りました。AVEは時間に正確なんですけど、在来線はけっこういい加減で電光掲示板の遅れ表示がどんどん更新されていく...。
ジローナもフィゲレスもバルセロナから近いだけあって観光客はそこそこ多いです。特に午後からはどんどん増えていくので散策等楽しみたい方は朝の列車でバルセロナ出発した方がよさそうです。(スペイン人は朝弱いです...)
ちなみにジローナ大聖堂は朝10時開門ですのでバルセロナ9時ころ発の列車でしたら観光客の少ない時間帯のジローナを楽しめます。
ではではまた
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